新卒でブラック企業に入って、半年足らずでやめたけど一切問題ありません

f:id:bule-horse1077:20200927103121j:plain

 

 学校を卒業してから入った会社をやめてしまうこと、最近ではよくありますよね。

 私がまさにそうでした。

 

しかも自分で決めて入った会社ではなく、就活を途中で諦めた挙句、研究室の先生に紹介してもらって入った会社を約5ヶ月で辞めたのです。

 

周りの友人が次々と自力で内定を掴んでいく中で、夏休み間際になっても最終面接で落とされることを繰り返していくうちに、働くことへの恐怖ばかりが芽生えていきました。

 

考えてみると、仕事をする上で何を一番に叶えたいかをはっきりさせず、ただ志望している業界へ入れれば良い、としか考えていなかったため当然の結果でした。

 

入社してからはそれこそ地獄でした。

 

採用面接の時は優しい面接官も、上司になった途端急に人が変わります。

f:id:bule-horse1077:20200927131138j:plain

 

まあ会社は利益を追求する場所ですから、パフォーマンスが出せなければ怒るのは当然です。

 

しかし、私は当時まだ社会人経験もない21歳のガキでした。

食品工場に入社し、そのまま業務につきましたが、工場で作業をするのはとても楽しかったですし、力仕事も率先して行っていたので、我ながらよく働いていたと思います。

 

ただ、上司がブラック体質な場合、これだけでは満足されないのが常です。

 

工場のラインのほとんどを手伝いながら、合間で品質検査も行っていたのですが、

さらに新たな設備を構築するようにと命令されました。

 

新たな設備の構築なんて、莫大な費用がかかることですし、稼働にすぐに漕ぎ着けることはまずありません。

 

しかも繁忙期で人員を分けてくれることもなく、一人ですべて設置するように言い渡されました。

 

ここら辺がブラック企業の破綻している部分ですが、

自分はロクに業務を教えず、社員を現場でこき使い、それを研修と称し、

休みも週1日という環境で問題ないと信じています。

 

詳しい内容は別な記事で書きますが、結論からいうと5ヶ月で退職しました。

 

辞めたあとは第二新卒として転職活動を行い、1ヶ月で転職先が決まりました。

営業職でしたが、ノルマはなく、年間休日は120日以上で、外回りが終わったらコーヒーを飲んで一息つく日が、週に2〜3日あるような状態です。

今は結婚して退職しておりますが、約4年勤務しました。

 

約1ヶ月の転職活動で済んだのは、辛い環境にいる中で、自分にとって、一番やりたいことが何なのか、はっきりとわかったからです。

 

私の場合は、営業でした。

 

食品工場にいる時に、唯一尊敬できたのが、検査用の機器を販売する営業の方だったのです。

 

学生時代は研究室で実験を行っていましたが、その時は試薬の納品に来てくれる業者の人、としか認識しておらず、職業の選択肢に入れていませんでした。

 

しかし、実際に仕事を始めてみると、検査用の機器や試薬を販売する営業の方に相談することが多く、いなくてはならない立場の人であることが理解できました。

 

私は自ら新たな設備を構築したり、新規プロジェクトのリーダーを行うことは、到底できませんが、そういった人をサポートする仕事には非常に興味がありました。

 

学生の時は、主体的に行動を起こすことが、自分のやりたいことだと思っていましたが、実際には行動を起こす人を手助けし、成功させるために全力を注ぐことが、やりたいことなのだと再確認しました。

 

この軸がはっきりしたため、地元の商社に面接に行った際も、倍率20倍を勝ち抜いて採用されることに成功しました。

 

実際に面接でも、あなたが20数人いる候補者の中で最後の面接者です、と言われました。

 

このように、辛い経験を体験すると、必ず自分にとって興味があり、挑戦したいと思えることが出てきます。

 

外部の人との接触によって、私の場合は出てきました。

 

やりたいことというのは、他人が実際にやっているところを見ないと、生まれてきません。というよりも、他人を見て、徐々に自分の内面にある、やりたいことに気づいていくような感じです。

 

そのエピソードを整理して、面接で訴えることで私は、1社目の転職に成功し、その後いったん退職し、1年半のブランクのあとで2社目の会社にも転職しております。

 

2社目でも、過去の仕事の体験からやりたいことを整理して伝えることで、

面接官に納得してもらい、内定をもらうことができました。

 

仕事を半年足らずでやめてしまおうと考える場合、

大抵は状況が辛すぎるから辞めようと決意することが多いです。

 

そしたら嫌でも辛いことを排除するために考えまくります。

ストレスで危機的状況にあるため、現状を変えるために最適な回答が見つかり易くなります。

 

その時の気持ちや考えをわかり易く整理し、文章や言葉にすることが、次の職場を見つけるために重要となります。